2010年2月24日水曜日

VRとARとMRの違いがわからなかったので調べてみた。

昨日の投稿でVRとMRの違いって何?ARとの違いは?ともやもやしたので調べてみました。

WikipediaのVRの項によると、VRの基礎となる技術と応用に拡張現実(AR)と複合現実(MR)があるので、VRが大分類でARとMRは小分類という位置づけなのか?では、ARとMRの違いは?探し方がダメダメなのかもしれませんが、Wikipedia日本語版にはMRを見つけられませんでした。英語版にはあったんですけどね。

英語版読んでも違いがさっぱりわからないので、いろいろググってみて ↓ が一番わかりやすくてしっくりきました。

川重テクノサービス : MR(Mixed Reality、複合現実感)/AR(Augmented Reality、強調現実感)
こちらのサイトによりますと

  • VR : 仮想世界の中に人が入っていく
  • MR : 現実世界と仮想世界の情報を融合(ミックス)させる
  • AR : MR技術の中で現実世界に仮想世界の情報を重ね合わせる手法のこと

ということだそうです。ありがとうございます。VR>MR>ARみたいです。

* 2011/12/1追記 匿名さんのコメントより、

VR(人間がコンピュータ漬けになる)に対してAR(情報を現実世界に出す)というアンチテーゼが生まれて、その間に100%VRから100%ARまでいろんなグレーゾーンがあるよねということで、MRという言葉が生まれたんですよ。この過程が分からないと、ARとMRの区別がつかなくなる。

ということだそうです。匿名さん!ありがとうございました!

 

個人的には、VRと言えばSecond Life、ARと言えばセカイカメラ、と著名なものを思い浮かべられるんですが、MRと言えば………何?という感じです。著名なMRアプリが出てくればイメージしやすくなるのでしょうが。プチガッキーもARマーカーを使ってますし、下の記事もARですし、言葉としてはAR優勢ですかね。

TechCrunch : 拡張現実 vs 仮想現実:現実的なのはどちら?

このラジコンってSWW2010のどこかの記事で見た気がしたのですが探せませんでした…orz。今回は最後までグダグダです。

* 2012/1/2 追記
SWW2010ではなくCES2010で発表されていました。
ご指摘ありがとうございました!

2010年2月23日火曜日

電脳コイルの世界までもうすぐ?と思ってしまう話題まとめ

なんとなく前回のマウスの話 の続きのようになってます。

 

SWW2010の記事をチェックしていたらHMDの話題がありました。

@IT : 3次元CADも「見える」から「そこにいる」へ

( ↑ 1ページ目後半の 設計・製造界の『アバター』か!? ――キヤノン のところです。)
大きさ(2ページ目に実機の写真があります)を気にしなければ、電脳コイルの世界ですね。このプロジェクトの記事は、↓ にもありました。

nikkeiBP : キヤノン、VR技術「MR」を製品化の意向、初期段階の空間設計用途狙う

どちらの記事でも、決め手となる利用方法を模索している感じがして、微妙な雰囲気を感じたのですが、気のせいですかね。記事の中に、VR技術のMRという文章が…ARじゃなくてMRなんだ…VRのひとつがMR?どう違うんだ?ともやもや疑問を抱きつつ、この手の話題と言えばTEDです。

Engadget : 動画:マイクロソフトBing Map+PhotosynthでリアルタイムARデモ

リンク先にもありますが、5分少し前くらいからBing Mapsへリアルタイムに動画を重ね合わせ始めます。すげーなーと見ていたのですが、Liveカメラとかの公開されてるカメラの映像をリアルタイムに重ね合わせたりできるんだろーなーといろいろ妄想し始めると、すげーを通り越して空恐ろしいというかなんというか…ここで思い出しました。既にありますね。

Engadget : 動画:Google Earthにリアルタイム動画をマッピング、リアルシムシティ化

スノウ・クラッシュを読んだ頃はずっと先の話だと思ってましたが、気がつけばGoogle EarthやSecond Lifeが誰でも利用できるようになり、既に現実がスノウ・クラッシュを超えてますね。

 

ARの話題は、少し前にSiemens PLMのBlogでも紹介されていました。
Siemens PLM Software Blog : The ‘Sixth Sense” Technology - Augmented Reality
Blogは画像だけですが、動画は↓です。5分40秒あたりからデモ動画になります。View subtitles をクリックして、Japaneseを選択すると日本語の字幕が表示されます。うれしいですね。

HMDにしろ、AR代表のセカイカメラにしろ、モニタに類するものを通して現実との重ね合わせを実現していますが、このSixth Senseではついにモニタがいらなくなります。小型のプロジェクターを使って、実際に投影してしまうんですから(何でもかんでも投影されるとそれはそれで困りますが…)。Sixth Senseについては1年前ですが、↓ にわかりやすく紹介されています。

Gizmodo : 世界の見方が永久に変わりそうな「Sixth Sense」テクノロジー(動画)

 

フィーチャービジョンとして、電脳メガネを工場で使うと?を連想させる動画もあります。1分50秒くらいからです。

 

電脳コイルは2020年代の設定でしたが、もう少し早く実現しそうな気がしますね。